ロードスター3.0

ここ数年でバッテリー技術は着々と進歩しました。同時にテスラでは、Model Sの開発を通して車両効率を最適化する経験を積んできました。テスラではこの経験をテスラが最初に開発したクルマに応用することを心待ちにしており、それをプロトタイプ ロードスター 3.0パッケージとして実現できることをとても嬉しく思います。このパッケージより、主に以下の3点が向上します。
1. バッテリー
初代ロードスターのバッテリーには、市販車として初めてリチウムイオン電池が使われました。2008年の時点では最先端技術でしたが、その後電池技術は大幅に向上し、テスラでは初代ロードスターに使われた電池よりもエネルギー密度が31%高い、新しい電池を発見しました。この新しい電池を使い、オリジナルのバッテリーと同じパッケージで約70kWhの容量を持つバッテリーパックが完成しました。
2. 空気力学
初代ロードスターの抗力係数(Cd)は0.36でした。最新の計算法では、エアロキットを取り付けることでこの数値が15%向上し、全体のCdは0.31まで下がると期待しています。
3. 転がり抵抗
初代ロードスターのタイヤの転がり抵抗係数(Crr)は11.0 kg/tonでした。ロードスター 3.0に装着される新しいタイヤのCrrは約8.9 kg/tonとなっており、約20%の向上となります。また、転がり抵抗係数をさらに下げるため、ホイールベアリングを改良し、ブレーキの残存抗力を改善しています。
これらの改善点をすべて組み合わせることで、ロードスター 3.0の航続距離は初代ロードスターと比べ、40-50%向上することが期待されます。ロードスター 3.0は特定のスピードと走行条件において、軽く640 kmを走行します。これについては、近日中にサンフランシスコからロサンゼルスまでノンストップで走行し、現実世界でのデモンストレーションを行う予定です。

お手持ちのロードスターをアップグレードするための予約受付は、この春、新しいバッテリーパックの安全性確認が完了した後に開始します。ロードスターのアップデートはこれが最後ではありません。今後長きに渡り、ロードスターもアップデートしてまいります。

尚、ロードスター 3.0パッケージでは、テスラがModel Sを通して学んだことをロードスターに応用します。当面の間、Model Sについて、新しいバッテリーパックや大幅な航続距離のアップグレードが行われる予定はありません。

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