誤報の温床

※ このブログは2017年11月14日(太平洋標準時) に米国でポストされたブログの抄訳です。

テスラは差別、ハラスメント、あるいは他のいかなる不公平な行為も断固として許容しません。苦情があれば真剣に受け止め、徹底的に調査し、それが真実であると判断すれば即座に対処します。

テスラ社員は例外なく全員、差別禁止に関するトレーニングを受けます。また、HRチームは、申し立てや苦情が出た際には、懲戒に至るだけの証拠が不十分であったとしても、当事者を対象に個別のトレーニング セッションやコーチングを提供しています。さらに、テスラでは職場での懸念事項を調査し、是正措置を提案し、それらの措置をマネージャーが取るために必要なアシスタンスを提供することを専門に行うチームを作りました。

昨日の訴訟についてですが、私たちは数ヶ月前に既に、マーカス ボーン氏のチームメイトあるいは彼の近辺で働いていた職員数名からなる一団による嘆かわしい行為に関する調査を行いました。当時の調査では、アフリカ系従業員とヒスパニック系従業員による、お互いへの差別用語を用いた脅迫を含む、非難の応酬があったことが認められました。徹底した調査が行われた後、3名の即時解雇を含む対応が取られました。

テスラではこの処分は調査結果から得られた情報に対し、公正な対応であったと考えています。テスラの素晴らしい職場環境作りを妨げる行為を行う従業員の処分や、そうした行為を防ぐためにあらゆる措置を講じることを含め、さらなる対応が必要となります。現在テスラの従業員数は33,000人を超え、フリーモント工場だけでも10,000人以上いるため、すべての悪質な行為を常時防ぐことは現実的に不可能ですが、その数を出来る限り0に近づけるために尽力します。

テスラが「差別の温床」となっていることを主張した訴訟の内容には、下記を含む数々の虚偽の陳述が含まれます。

- 原告は100人ではなく、マーカス ボーン氏ただ1人です。100という数字は何の根拠もない、完全な誤報です。

- 原告は派遣社員であり、テスラが直接雇用した社員ではありません。

- ボーン氏は解雇されたのではありません。6ヶ月間の雇用契約期間が、契約通り終了しただけです。

- 彼がイーロンに送ったメールの内容は、彼の通勤とテスラのシャトルバスに関するものであり、それに対しては彼の要求通りの対応が行われました。メールには人種差別に関する言及は一切ありませんでした。

- この訴訟を起こした弁護士はこれまでに何度も意味のない苦情を申し立てて、メディアと高額な裁判費用を武器に示談に持ち込み、示談金を巻き上げてきています。テスラではこうした裁判のシステムを悪用した行為を許すつもりはなく、示談金の10倍の裁判費用を支払ってでも、最後まで戦い抜きます。

- また、この機会に以前イーロンが従業員へ送ったメールの内容を説明します。このメールは、テスラの社員がいつでも正しいことをするよう努力し、嫌な奴になることを許さず、誰もが朝出勤することを楽しみに思えるような職場環境作りに協力し、誰も疎外感、気まずさ、そして不平等さを感じることがないことを確認するために書かれました。メールに書かれた数々の要点の内の1つとしてイーロンは、もし誰かが嫌なことや傷つくことを言ってきたとしても、その後に真摯に謝ってきた時は謝罪を受け入れるべきであると言っています。その正反対のことは、1度の不注意な発言が、例えその人がその行為を心から悔み、間違いを正そうと努力の限りを尽くしたとしても、その人生とキャリアを破壊することになるということです。それでは世界はあまりに冷たく心無いものになってしまいます。

下記はイーロンのメール全文です。

およそ4年前、私はテスラの基本方針に関するメールを送りました。それからテスラの従業員は4,500人から33,000人に増えたため、すでに大半の職員がこのメッセージを受け取っていないことになります。私たちはこれから入社初日のオリエンテーションとテスラ ハンドブックの再編を行いますが、その前にこのメッセージを送るべきだと考えました。

下記のメール本文を読む際は、リストの最初のポイントに特に注意してください。テスラの職場はハードコアで、多大な努力が求められます。それは冗談半分ではなく、私たちがより良い未来のために、現状を維持したいだけの巨大で凝り固まった競合他社に立ち向かわなければならないからです。テスラを潰したいと考えている企業のリストは長すぎて、もうどれだけいるかも分かりません。テスラを潰そうという記事を目にすることなく1週間過ごせることもありません。小さな企業がそれらの巨大企業に勝つためには、より速く、スマートに、懸命に働くしかありません。テスラにおける及第点は「優」です。それは、そうあらねばならないからです。

しかしながら、そのためには嫌な奴が幅を利かせても良いということにはなりません。従業員が朝来るのが楽しみになる職場を作ることは非常に重要です。世界で一番気持ちの良いことは、業界のほとんどの専門家が実現不可能だと言ったことを成し遂げるために一眼となっているチームの一員になることでしょう!世間の多くの企業では、職場は牢屋のようなものです。従業員は金曜日を心待ちにして、月曜日に怯えます。それは最悪です。そんなことには絶対になりたくありません。

嫌な奴にならないためにすべきことの1つは、マイノリティとして生まれてきた人たちがどう感じるかを考えることです。彼らは、より優遇された環境に生まれた人たちが経験したことの無い困難に耐えてきています。これは、特定の人に異なるパフォーマンス基準が設けられたり、批判的なフィードバックを与えてはいけないということではありません。それは当然すべきことであり、そうしないことは私たちがここまで至るために積んできた苦労を侮辱することになります。しかし、意図的に誰かに疎外感、気まずさや不平等感を感じさせることは、決してすべきではありません。こうしたことは時折、意図せずに起こってしまう場合があり、そのような時には謝罪すべきです。

お互いに公平であるために、もし誰かが嫌なことをしてきても、その後に真摯に謝ってきた時は、頑なにならず、謝罪を受け入れることが大切です。もしあなたがマイノリティの出であっても、あなた自身が嫌な奴になって良いということにはなりません。テスラではこれまでに、マイノリティの人がより条件にあった人材よりも優先されて仕事を与えられたり、昇進されたにも関わらず、その待遇が不十分であるとしてテスラに対し数億円の訴訟を起こすというケースが数件発生しています。それは明らかに容認できることではありません。

最終的にはこういうことです。あなたの両親があなたを誇れることをしましょう。尊敬する人の目を見て、自分がしたことを説明できないのであれば、それをすべきではありません。

イーロン

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