テスラ株非公開化について

以下のメールがテスラの従業員に送信されました。

今日、私はテスラを1株当たり420ドルで購入し株式非公開化することを検討していると発表しました。私は、この計画の根拠とこれが私たちにとって最善の道だと考えている理由を説明したいと考えています。

最初に述べたいのは、株式非公開化は最終的な決定ではなく、テスラにとって最適な事業環境を築くためです。株式会社として、株価に大きな変動が出ることは、社員全員が株主であり、テスラのために働く全ての人にとって大きな妨げとなります。また、株式会社であるため四半期毎の収支で大きなプレッシャーがかかり、ある四半期にとって短期的に正しい決定をしたとしてもテスラにとって長期的に正しいとは限りません。最後に、株式市場の歴史の中でも最も空売りされやすい銘柄のため、株式が公開されていることは、同時にテスラを攻撃する事で報酬を得ている人々が多く存在するということでもあります。

私は、ビジネスに関わる全員がそれぞれの職務を全うし、長期的なミッションを見失わず、これから達成したいことを阻止するような誤った動機が投資家になければ、最善を尽くすことができると信じています。

テスラのような長期的なミッションに取り組む企業にとっては必要なことなのです。(テスラと比べ)より効率的に運営されているスペースXはその成功例とも言え、これは株式会社でないことが大きな理由と言えます。しかし、長期的な株式非公開がテスラにとって道理にかなった方法と言っているわけではありません。将来、テスラがより安定したステージに入り、その成長を予測しやすくなった時点で株式を再公開した方が良いのではと考えています。

テスラ社員全員を含む株主の皆様にとって、株式を非公開化は以下のようになると考えています。

第一に、(株式非公開化するための)仕組みを構築して、すべての株主の方が自由に選択できるようにします。株式非公開化されたテスラに投資家としてとどまることもできます。もしくは、持ち株を1株当たり420ドルで売却すれば、第2四半期の収支報告後の株価より20%高い金額となります(これはすでに16%上昇)。私の希望は、すべての株主の方がテスラにとどまることです。しかし、売却を希望する株主の方にとってもは良い価格で売却することができるようにしたいと考えています。

次に、すべてのテスラ社員にはスペースXと同様に株主として会社にとどまって欲しいと考えています。株式が非公開化されたとしても、テスラ社員は定期的に持ち株を売却することができ、株主として自分の権利を行使することができます。これにより、今まで社員全員で築き上げてきたテスラの株価を安定成長させることができます。

最後に、スペースXとテスラを合併する意思はありません。両社のオーナーシップとガバナンスは今後も統合されることはありません。しかし、テスラで考えている企業構造はスペースXのものと類似しています。外部投資家と社員投資家は約6カ月ごとに株を売却する機会があります。

また、自分に権限を集中させることも一切ありません。私は会社の20%の株式を所有していますが、株式非公開化が完了したとしてもそれが大きく異なることはありません。

基本的には、私はテスラが最善を尽くすことができる環境を整え、短期的な考え方から起こる問題を可能限り排除し、外部投資家の方や社員投資家に与える影響を最小限に留めたいと考えています。

この株式非公開化の提案は、最終的に株主の方たちの投票によって決定されます。もしこの株式非公開化構想が私が期待する通りに進めば、私たちにとって大きな機会となることでしょう。いずれにせよ、私たちの未来は明るく、私たちはミッションを達成するために闘い続けます。

Thanks,
Elon

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