フルセルフドライビング(ベータ版)

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フルセルフドライビング(ベータ版)の開発が拡張されるのに伴い、米国以外の国のお客様を対象にした利用を段階的に可能にしていく予定です。それぞれの国においては、フルセルフドライビング(ベータ版)を時間をかけて適応させる必要のある独自のインフラ、運転行動、および交通パターンがあるので、新たに対象となった国でフルセルフドライビング(ベータ版)を使用するドライバーは特に注意を払う必要があります。いつでも安全に運転を代われる準備ができている必要があります。

フルセルフドライビング(ベータ版)は、先行リリースの機能であり、その使用に当たっては特に注意を払ってください。フルセルフドライビング(ベータ版)を作動させると、Model Sは、道路のカーブに沿い、交通量に合わせて速度を調節し、交差点では停止や確認をし、左折右折をし、分岐点で道路を選択し、高速道路の乗り降りをして、目的地への誘導を試みます。

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フルセルフドライビング(ベータ版)はModel Sを完全に自律させるものではなく、常に想定通りに作動するとは限りません。過信しないでください。ドライバーは注意を払い、常にすばやく対応できるように準備する必要があります。フルセルフドライビング(ベータ版)はドライバーに代わってModel Sを運転する責任を負うものではありません。
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すべての警告および指示に従わないと、損害、重大な怪我、または死亡事故につながる恐れがあります。

フルセルフドライビング(ベータ版)の設定

フルセルフドライビング(ベータ版)を有効にするには、「コントロール」 > 「オートパイロット」 > 「オートパイロット機能」 > 「フルセルフドライビング(ベータ版)」の順にタッチし、ポップアップ ウィンドウを注意深く読んで理解したうえで、「はい」にタッチします。

必要に応じて、「フルセルフドライビング(ベータ版)プロファイル」の設定をデフォルト設定の「平均値」から「チル」または「積極的」に変更します。「チル」ではよりリラックスできるドライビング スタイルを、「積極的」ではより緊張感のあるドライビング スタイルを提供します。

フルセルフドライビング(ベータ版)の使い方

  1. インストゥルメント パネルにはModel Sの周囲が映像化され、これには道路および車両、歩行者、縁石などの検出された物体も含まれます。

  2. 引き継ぎの準備: ドライバーの介入が必要な場合や、安全な走行を続けるためにすばやく運転を引き継ぐ必要がある場合があります。例えば、車両がドライバーに警告することや、絶え間ない点滅により映像で、決定不能であることを示すことがあります。
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    必要になる前に、安全に作動解除するように練習しておくことが理想的です。

    さらに、オートステアリング同様、フルセルフドライビング(ベータ版)では、ドライバーの注意力を確認し、常にハンドルに手を置いていることを要求します。手が検出されない場合、インストゥルメント パネルにはより重大度の高い警告が表示され、警告に応じない場合は、次の運転までフルセルフドライビング(ベータ版)はキャンセルされます。

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    フルセルフドライビング(ベータ版)を正しく使用できなかった場合、その機能は無効になる可能性があります。
  3. 安全な作動解除: フルセルフドライビング(ベータ版)の作動を安全に解除するには、周囲に注意しながらオートパイロットレバーを1回押し込んでブレーキ ペダルを踏むか、ハンドルをつかんで手で操作します。

選択した目的地に到着すると、フルセルフドライビング(ベータ版)によってModel Sは停車し、ナビが完了したことを示すメッセージが表示されます。

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フルセルフドライビング(ベータ版)ではTeslaのビジョンベースシステムを使用しているのでレーダー(装備されていれば)は無効になっています。

ヒント

  • フルスクリーン映像: 映像エリアをフルスクリーンまで拡大することができます。最初に「コントロール」 > 「オートパイロット」 > 「フルセルフドライビング」 > 「フルセルフドライビングの映像を拡大」の順にタッチしてこの設定を有効にします。
  • フィードバック:
    スナップショット機能のアイコン。
    適切でない動作、または予期しない動作があった場合は、タッチスクリーン上部にあるスナップショット アイコン(表示されている場合)にタッチして、解析のためにデータをTeslaに送信します。Teslaではこのデータを、フルセルフドライビング(ベータ版)の性能を向上させるために使用します。
  • ソフトウェアの更新とカメラを維持する: フルセルフドライビング(ベータ版)はModel Sを自律運転させるものでないことを常に忘れないでください。完全自律の実現は、何百万マイルもの走行により人間のドライバーをはるかに超える信頼性を実証し、法的な承認を得られるかにかかっています。Teslaのフルセルフドライビング能力が進化するのに合わせて、Model SはOver-The-Airソフトウェア アップデートによって計測的にアップグレードされます。利用可能になったらすぐにアップデートをダウンロードしてください。最適なエクスペリエンスのために、すべてのカメラを清掃し機能の妨げになるものを除去してください。

制限事項

フルセルフ ドライビング(ベータ版)およびその関連機能は意図された通りに動作しない場合があり、ドライバーによる介入が必要となるいくつかの情況があります。例を挙げます(ただし、これらに限定されるものではありません):

  • 歩行者、自転車、およびその他の道路使用者との遭遇。
  • 車両が高速に行き交う交差点での安全保護されていない右左折。
  • 複数車線での右左折。
  • 同時の車線変更。
  • 細い道路で対向車が向かってくる場合や、車両が二重駐車している場合。
  • トレーラー、ランプ、荷物、開いたドアなど通常車内に収められている物が車両から突き出ている場合。
  • 交通量が多く、高速で移動する車両が行き交う道路への合流。
  • 路上の障害物。
  • 工事中のゾーン。
  • 急カーブのある道路(特に走行速度が高い場合)。
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加えて、フルセルフドライビング(ベータ版)の利用には視界の確保が重要です。照明が暗い場合や気象条件が悪い(雨、雪、直射日光、霧など)場合、性能が著しく低下する可能性があります。
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Model S ドライバーの即座の介入を必要とする予期せぬ挙動や誤りが突然発生する場合があります。上述のリストは、フルセルフドライビング(ベータ版)の予期せぬ挙動につながるシナリオのごく一部を取り上げたにすぎません。実際、Model Sが障害物のないまっすぐ続く道路を進んでいるときに、突然道路からそれてしまうといったこともありえます。できるだけ早めに対応動作が必要であるか判断できるよう、警戒を怠らず常に道路に注意を払ってください。これは先行リリースの機能であって、特に注意して使用する必要があります。