Doors
フロント ドアを車外から開閉する
Model Xのドアは電動です。キーを携帯してModel Xに近づくと、すべてのドアが自動的にロック解除されます。ドア ハンドルを押すとフロント ドアが開きます。
また、運転席のドアは、車両に近づくと自動的に開き、車両から離れると自動的に閉じるように設定することもできます。検出された障害物に応じて、ドアが20°~45°(半開き)の間で部分的に開きます。
の順にタッチします。この設定がオンの場合、キーフォブのロック/ロック解除ボタンをダブルクリックして運転席側のドアを開くこともできます。その後にダブルクリックすることによってフロントの助手席ドアが開きます。「自宅で自動ドアを開くを除外する」を選択すると、ドアは自動で閉まりますが自動で開くことを無効にします(自宅住所を設定するにはの順にタッチします)。
の順にタッチすると、運転席ドアだけをロック解除するように指定することもできます。運転席ドアロック解除モードを参照してください。
次の方法で、車両の外側からドアを閉めることができます。
- 手動でドアを押して閉めます。
- キーフォブのロック/ロック解除ボタンをシングルクリックまたはトリプルクリックします(「キー フォブで全て閉じる」設定がオンの場合は、シングルクリックのみですべてのドアとトランクを閉じることができます。トリプルクリックする必要があるのは、この設定がオフの場合です)。
- モバイル アプリを使用します(Mobile Appを参照)。
フロント ドアを車内から開閉する
車内で座った状態でフロント ドアを開けるには、インテリア ドア ハンドルの上部にあるボタンを押し、ドアを押して開けます。
車両がパーキングにシフトしているときにModel Xの車内にいる場合に、タッチスクリーンのポップアップを使用して、またはの順にタッチして、ドアを開閉することもできます。
運転席ドアに座ってブレーキペダルを踏むと、運転席ドアが自動で閉まります。また、ハンドルを手前に引くことでもドアを閉めることができます。
ファルコン ウィングドアの開閉
Model Xにはファルコンウィングドアがあり、ボタンを押す、キーフォブを使用する、モバイルアプリを使用する、またはタッチスクリーンで該当するアイコンにタッチすることで簡単に開閉します。ファルコンウィングドアには、人や物を検知するセンサーが複数装備されており、何かを検知した場合はドアの動きが止まります。検知した物体に応じて、ドアはそれに接触しないように外側および上方向の動きを調整します。たとえば、物体がModel Xの上方に検知された場合、ドアはさらに外側には動くものの低めになり、一方、物体(または人物)がドアのそばに検知された場合には、ドアが外に出る動きはずっと少なくなります。
ファルコンウィングドアをModel Xの外から開けるには、ドア ハンドルを押すかまたはキーフォブのファルコンウィングドア ボタンを2回押します(キーを参照)。
Model Xの車内からファルコンウィングドアを開くには、運転席側のドア ピラーにあるスイッチを押すか、タッチスクリーンで該当するドア アイコンをタッチします()。
ファルコンウィングドアを閉じるには、ドアの内側にあるボタンを押してください。キーフォブを利用することもできますが(キー フォブを参照)、ドア ピラーにあるスイッチ(上図参照)を使用するか、タッチスクリーンで対応するドア アイコンをタッチすることもできます()。
ファルコンウィング ドアまたはフロント トランクが開いたままになった状態でパーキングからシフトしようとすると、タッチスクリーン上に運転する意思を確認する通知が表示されます。走行速度が10 mph(16 km/h)に達するとファルコンウィングドアは自動で閉じます。さらに、運転中にフロント トランクを開いたままにすることを選択した場合、車速は制限されます。運転する前にドアとトランクが確実に閉じられていることを確認するのはお客様の責任です。
障害物検出
ファルコンウィングドアは、それがもつ多くのセンサーが物体を検知したとき、あるいはドアが何かに接触したことにより抵抗を感じたときに動きを止めます。タッチスクリーンに警告が表示されます。このような場合は、ファルコンウィングドアの開閉を続行することが適切であれば、ドア ピラーにあるスイッチを押したままにしたり、タッチパネル上のドア アイコンをタッチしたままにして、障害検出を無効にすることができます。
Model X が天井の低さを検知すると(例:ガレージ内)、他に障害物が無くてもファルコンウィングドア(およびトランク)を低めの高さで開きます。タッチスクリーンで対応するドア アイコンにタッチすれば、この高さを無視してドアが開く高さを上げることができます (「コントロール」 )。タッチスクリーンが、開けるドアの高さをこの位置で特定したいかどうか尋ねるメッセージを表示し、その設定を保存します。次回この位置でファルコンウィングドアを開くと、Model X は保存した高さでドアを開きます。
キャリブレーション
ファルコンウィングドアのキャリブレーションが失われると、タッチスクリーンのメイン コントロール ウィンドウにメッセージ「キャリブレーションが必要」が表示されます。ドアのキャリブレーションを行うには、まず両方のドアの周囲に十分な空間があり乗員や物がないことを確認します。の順にタッチし、タッチスクリーンの指示に従います。キャリブレーション中、下のドアが完全に開き(Model Xの側面に十分な空間が必要です)、上のドアが完全に下がり、下のドアが閉まります。
フロント ドアのリセット
Model Xには外側から引っ張ることのできる従来のドアハンドルが装備されていないため、車両にはポップ アクチュエーター(アイスブレーカーとも呼ばれます)が装備され、寒冷時にハンドルが凍結した場合などにフロントドアを開けるのをアシストします。ポップ アクチュエーターはフロント ドア ラッチの上にあり必要に応じて引き出してフロント ドアを開きます。フロントドアがわずかに開くと、ポップ アクチュエーターはゆっくりとドアに格納されます。
ポップ アクチュエーターが何かに引っかかり格納できなくなった場合、以下の手順でポップ アクチュエーターを手動で引き出して引っかかったものを取り除くことができます。
- ペン、スクリュードライバー、または同等のツールなど(指や体の一部などは入れない)を使って、塗装を傷めないようにドアラッチを慎重に閉じると、Model Xはドアが閉じられたものと検知します。
- Model Xがロックされていることを確認したら、エクステリア ハンドルを押す、またはインテリア ハンドルを引いてラッチをリセットしポップ アクチュエーターを引き出します。
- ドアからポップ アクチュエーターが引き出されたら、素早く引っ掛かっている物体を取り除きます。警告ポップ アクチュエーターは、ドアハンドルが押される、または引かれるとすぐに元に戻ろうとします。ポップ アクチュエーターはゆっくりと戻りますが、何かが挟まっていたりすると自動ではリリースされません。
内部からのロックとアンロック
Model Xの車内に着席した状態で、のロック アイコンにタッチすると、すべてのドアおよびトランクをロック/ロック解除できます。
お持ちの携帯電話をキーとして有効化している場合、携帯電話が車内にあるか車外にあるかを車両が判断することはできません。Model Xの車内にいるときに、車外からドアを開けないようにするためにドアをロックしたい場合、ドアを閉じてから、タッチスクリーンのロック アイコンを使用します。これにより、降車後オートロックといった携帯電話によるロック設定が一時的に無効になります。そうしなかった場合、携帯電話がキーとして有効になっているため、たとえモバイル アプリでロック アイコンを押していても、車外のドア ハンドルを引くとドアのロックが解除されます車内からドアを開いた場合、電話キーが検知されている限り、ドアを外側からもう一度開けることができるようになります。(詳細情報については、電話キーを参照してください)。
降車後オートロック機能
Model X 次の場合、自動的にロックされません。
- 自宅を除くチェックボックスにチェックを入れ、Model Xを自宅として設定した場所に駐車します。場所を自宅として設定する方法の詳細については、自宅、勤務先、お気に入りの目的地を参照してください。
- Model X内で電話キーやペアリングしたキー フォブが検出されている場合。
- ドアまたはトランクが完全に閉まっていない場合。
- 電話キーのBluetooth設定がオフになっています。
- 降車して、すべてのドアを閉めてから数分間、Model Xが認証済みのキーを検出すると降車後オートロック機能は無効になり、車両を離れてもロックされません。その場合は、次に車両を運転した後まで、手動でロックする必要があります。
- ドライバーが運転席ドアを使用しないで降車した場合。
走行後オートロック
Model X 走行速度が時速8 kmを超えると、すべてのドア(トランクを含む)は自動的にロックされます。
運転席ドアロック解除モード
最初にModel Xをロック解除するときは、の順で有効化した場合に限って運転席ドアのロックが解除されます。キーが車両の運転席側にはあって助手席側にはない場合、運転席ドアのロックだけが解除されます。残りのドアをロック解除するためには、タッチスクリーンまたはモバイルアプリを使用するか、またはキー フォブをもう一度押します。
車両閉め忘れ通知
ドア、トランク、窓が開いたままになっているか、Model Xが誤ってロック解除されたままになっている場合に、モバイル通知を受けるためには、の順にタッチします。
チャイルドロック
Model X はリア ドアにチャイルドロックを搭載しており、インテリア リリース ボタンでドアが開かないようにすることができます。タッチスクリーンで、の順にタッチします。「両方」を選択して後部ドアの両方にチャイルド ロックをかけるか、「左」または「右」を選択して、特定のドアだけをオンにすることができます。
パーキング時にロック解除
Model Xを停止してパーキングにシフトすると、すべてのドアをロック解除することを選択できます。この機能をオンまたはオフにするには、の順にタッチします。