時間帯別制御モード ユーザー ガイド

私たちのミッションは世界の持続可能なエネルギーへの移行を加速させることです。世界をリードするTeslaのテクノロジーにより、ご家庭における電力の利用とPowerwallのコントロールを最も効率良くすることが可能です。この運転モードは時間制御モードと呼ばれます。 

時間帯別制御モードとは

時間帯別制御モード(ロードシフトとも呼ばれます)は、Powerwallのスマートな充電と放電のコントロールにより節約を最大化するエネルギー最適化技術です。時間帯制御モードでは、Powerwallは電力会社からの電気料金が低い時に充電し、電気料金が高い時に家庭に電力を供給します。このモードは、電気料金が時間帯、曜日、または季節に応じて変動する場合(TOU:Time of Useプランとも呼ばれます)、設定された内容に基づいて運転されます。Teslaの時間帯別制御モードを利用にするには、Teslaアプリで 電気料金プランを設定する で設定する必要があります。 

電力会社の時間帯別料金プランでは、通常、電気料金プランを2つまたは3つの時間帯に分割して設定されています。 

  • ピーク:最も料金が高い時間帯  

  • 夜間:料金が安い時間帯 

  • 最低域と最高域の間(中間域): その他の時間帯 

電気料金プランを設定したら、次の手順に従って時間帯別制御モードを有効にします。 

  1. Teslaアプリのホーム画面から「設定」メニューを開きます。 

  1. 「Powerwall」メニューを開きます。 

  1. 「運転モード」の設定で「時間帯別制御モード」を選択します。 

  1. 電気料金プラン」カードをタップしてご利用されている電気料金プランを入力します。 

  1. 画面上にあるスライダーを調整して、ご希望のバックアップのための蓄電率を設定します。 

システムの仕組み

時間帯制御モードでは、Powerwallは、電気料金の高いピークタイムの電気の購入量を電気料金の低い時間帯にシフトさせることで節約します。これにより、電気料金を削減し、最小限にすることができます。Powerwallの仕組みについて詳しく見る。

エナジー アービトラージとは

時間帯別制御モードを使用すると、昼夜、四季を通して、Powerwallは設定された電気料金に基づいて、電力系統から充電を開始したり、放電を行ったりして最適に運転し、電気料金の削減を最大化します。この手法はエナジー アービトラージと呼ばれ、電気料金が低い時にPowerwallを充電し、電気料金が高い時に低コストの電力を系統に売電するものです。Powerwallは家庭における電力消費を予測し、充電と放電の動作を最適化して、アービトラージを最大化します。 

注記:電力系統からの充電と放電は、電力会社の状況や許可状況により利用できない場合があります。Powerwallの「設定」メニューを参照して、ご利用の地域で利用できる内容をご確認ください。

電力消費の予測とは何ですか?

Powerwallは電力消費の予測を行います。これは、Powerwallがお客様の季節ごとの電気の利用状況と太陽光発電量のパターンを学習し、継続的にモニタリングすることにより行われます。太陽光発電に利用できる十分な太陽光がなく、電気料金が高い時間帯(ピーク時)に電力を使用する可能性が高いと予測される場合、Powerwallは電気料金の低い時間帯(オフピーク時)に充電を優先し、費用のかかる時間帯(ピーク時)に放電します。これにより、Powerwallは放電する最適な機会を待ってアイドル状態になり、ご家庭への電力の供給は太陽光発電または電力系統からの電力が優先される場合があります。この方法により、お客様の電気料金のお支払いを低く抑え、電力系統で電力が必要になった場合にサポートすることが可能となります。 

Powerwallでは、衛星気象データを使用して作成された太陽光発電の予測も行います。この予測は、天候に応じて変化する太陽光発電量を予測するために使用されます。また、Powerwallが時間帯別制御モードにあるとき、充電と放電のタイミングをより適切に判断するのに役立ちます。たとえば、明日の天気が曇りになると予測される場合、Powerwallは通常は余剰太陽光から充電するのではなく、電気料金の低い時間帯に送電網からあらかじめ充電するようにプログラムされています。  

注記:この予測を賢く行うには、電力消費量を学習する時間が必要なため、時間帯別制御モードは設置後すぐに期待どおりに動作しない場合がありますのでご了承ください。

時間帯別制御モードにおける太陽光発電とPowerwallの動作

時間帯設定モードの利用中には、Teslaアプリのホーム画面に表示される電気の流れをご覧頂くことで、太陽光発電システムとPowerwallが1日を通してどのように稼働しているかをよりよく理解することができます。

Teslaアプリにおける時間帯別制御モードの見え方

Powerwallと太陽光発電用のTeslaアプリのホーム画面には、太陽光発電、Powerwall、電力系統からの電力、および自宅での電力消費量など家庭における電気の流れがライブで表示されます。  

以下の一連の画像は、一般的なオーナーが所有するPowerwallが時間帯別制御モードで運転されている場合の1日の様子を示しています。この例では、夏のある一日の様子を示しています。家庭で消費されずに余剰した太陽光発電量は、電力需要のピーク時に電力系統に供給(売電)するためにPowerwallに蓄えられます。  

注記:実際の時間帯と電力量はご家庭によって異なる場合があります。また、本事例や画像の中にお住まいの国でご利用いただけない製品が含まれる場合がありますが、概念は同様です。 

 
午前8時 早朝
電気料金が安いオフピークの時間帯から一日が始まります。太陽光発電は、家庭に電力を供給しながら、太陽光発電の余剰分をPowerwallに蓄電して後でこの電力を使用します。
午前8時における時間帯制御モード
午前8時における時間帯制御モード
 
午前12時 正午
Powerwallが満充電になったので、余剰電力は送電網に送られています。
午前12時における時間帯制御
午前12時における時間帯制御
 
午後3時 ミッドピーク(中間の電気料金)

この時間帯の電気料金は、ミッドピーク時間帯(中間の電気料金)のため少し高い状況です。 

この家庭では、暖房、換気、および空調(HVAC)がピークの時間帯に入る前に稼働を開始するようにスケジュールされています。Powerwallは電力消費の予測に基づいてプログラムされ、電力系統から購入する電気料金を削減するよう放電します。この時点で、Powerwallはまだ電力系統に余剰電力を放電していません。 

家庭での電力消費量を賄うのに十分な電力がない場合、Powerwallはミッドピークの時間帯に電力系統から電力を購入して使用することを許可します。

午後3時における時間帯制御モード
午後3時における時間帯制御モード
 
午後5時  ピーク

電気料金が最も高いピーク時間帯に入ったため、Powerwallはこの家庭の電力消費をサポートするために放電するようにプログラムされています。余剰電力は経済的な価値を最大化するため、電力系統へ送られます。

午後5時における時間帯制御モード
午後5時における時間帯制御モード
 
午後9時  ミッドピーク時間帯

ピークタイムが終了時には、Powerwallは、設定されているバックアップのための蓄電率まで放電されています。ピーク時間帯後の電力消費が通常少ないため、このミッドピークの時間帯には電力系統から電力の購入を許容するようにプログラムされています。 

ご家庭で消費される電力のほとんどがピーク時間帯以降の場合で、ミッドピークの時間帯の電気料金が高くなる場合、Powerwall はこの時間帯に蓄えた電力を供給するようにプログラムすることができます。 

午後9時における時間帯制御モード
午後9時における時間帯制御モード
 
深夜  オフピーク

この家庭におけるオフピークの電気料金の時間帯は真夜中に始まります。電力コストを最小限にするように充電スケジュールを設定されていると、この時間帯にTesla車両に充電されます。Powerwallに利用可能な電力が蓄電されていても、オフピーク時に電力を供給するようにプログラムされていなければTesla車両の充電をアシストすることさえできません。 

Powerwallはこの時点では電力系統から充電を行っていませんが、太陽光発電の余剰電力が少ないと予測される場合は、Powerwallはこのオフピーク時間帯に送電網からあらかじめ充電を行い次のピーク時間帯に備えます。 

深夜0時における時間帯制御モード
深夜0時における時間帯制御モード

電気の流れを理解する

Teslaアプリの「エネルギー」タブでは、システムの発電状況を確認できます。各レポート メーターを個別に選択するか、「日」の横にあるグラフのアイコンをタップしてデータを重ねて表示することができます。「日」をタップすることで、「週」、「月」、「年」、「累計」の表示を切り替えることができます。  

以下の例では、送電網とPowerwallを使用している家庭の電力使用履歴がどのように見えるかを示しており、時間帯別制御の動作を理解するのに役立ちます。お客様のTeslaアプリ内に表示される実際の数値は、お客様の電力料金、家庭での電力消費量、太陽光発電量により異なります。 

エネルギーのグラフでは、太陽光発電と電力系統に関わる電力量を示しています。電力系統のグラフでは、ご家庭で使用された電力が正の値として表示され、電力系統へ供給(売電)された電力が負の値として表示されます。Powerwallのグラフでは、ご家庭や送電網に電力を供給するための放電を正の値として表示し、送電網や太陽光発電からの充電を負の値として表示します。

時間帯別制御モード:夏季における太陽光発電との連携

夏季は太陽光発電量が多くなります。Powerwallはピーク時(しばしばオフピーク時)の電力消費量を相殺するため太陽光発電からの充電を優先します。

Powerwallを連携する太陽光発電の場合

電力系統からの電力量 Powerwallからの電力供給(放電)
Powerwallは太陽光発電量が多い午前中に充電して、夕方に電気料金がピーク時間帯になった時に電力系統からの購入電力量を削減します。 Powerwallが、ピーク時間帯にご家庭と電力系統へ電力を放電しているところを表しています。蓄電された電力は、ご家庭の消費電力量を相殺するよう使用されます。
太陽光発電の価値 エネルギーの値

時間帯別制御モード:冬季の太陽光発電

時間帯別制御により、Powerwallは冬季の太陽光発電量が少ない場合でも、家庭でのメリットが最大になるように作動します。悪天候が続く場合には、夏季と比べると太陽光発電量が半分にも満たない場合があります。また冬季には、Powerwallはピーク時の家庭の電力使用量を賄うために電力系統からより頻繁に充電する必要があり、夏とは異なる時間帯に充電を行う場合があります。 

Powerwallはオフピーク時間帯の低価格な電力を、ピーク時間帯に使用して電力料金を削減します。時間帯に応じた電気料金プランを設定することで、一年を通して電気料金を削減することができます。これにより、従来の電力料金プランにはなかった価値を生み出すことが可能です。

Powerwallを連携する太陽光発電の場合

電力系統からの電力量 Powerwallからの電力供給(放電)
Powerwallは、ピーク時の家庭での電力使用量を賄うため、ピーク時間帯に入る前に電力系統と太陽光発電システムからあらかじめ充電を開始します。ピーク時にPowerwallから電力系統に放電することはありません。 太陽光発電量が少ない場合、Powerwallは電力系統からの電力料金が低い時間帯に充電を行い、ピーク時間に家庭で消費が予想される電力を供給して電気料金を削減します。
太陽光発電の価値 エネルギーの値