チャイルドシート

お子様を乗せるときのガイドライン

Model Sシートベルトは大人や比較的大きなお子さま向けに設計されています。乳幼児または小さなお子さまを固定するのは後列シートだけにしてください。また、お子さまの年齢、体重、身長に合ったチャイルドシートを使用してください。

チャイルドシートは絶対に助手席で使用しないでください。

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警告
「作動可能状態のエアバッグ」が前にあるシートでチャイルドシートを使用するのは絶対に避けてください。お子さまが重傷を負ったり死亡事故につながる危険性があります。

サンバイザーにある次のラベルをお読みください。

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以下に示す画像は見本であり、実際の車両のラベルとは異なる場合があります。
サンバイザーのエアバッグ警告ラベル。2列目のチャイルドシートおよびエアバッグが展開した助手席に座った乗員が描かれています

Model S は、助手席に乗員センサーを備え、フロントエアバッグの状態をコントロールしています(エアバッグ参照)。

文字付きのエアバッグ記号および乗員記号: 助手席エアバッグOFF
助手席フロント エアバッグがOFFの場合、助手席エアバッグOFFインジケータがタッチスクリーンに表示されます。助手席側のフロント エアバッグがOFFの場合、衝突が起きてもエアバッグは展開しません。このインジケーターは、座席に乗員がいないときでも表示されます。お子さまを助手席に乗せて運転する前に、助手席フロント エアバッグの状態がオフになっていることを必ずチェックしてください。
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2019年12月ごろより前に製造された車では、助手席に人が座っていない場合、助手席エアバッグOFFインジケータは表示されません
丸に斜線の記号と文字の付いたチャイルドシート アイコン: 助手席エアバッグON
次に助手席に乗る大人の安全を守るために、忘れずにフロント助手席のエアバッグをオンに戻してください。

チャイルドシートを選ぶ

12歳以下のお子さまは、2列目シートをご利用ください。常に、小さなお子さまの年齢と体重に合ったチャイルドシートをご利用ください。下表は米国運輸省全国高速道路安全局 (NTHSA) のチャイルドシートのガイドラインに基づいています。詳しくは、www.nhtsa.gov/ChildSafety/Guidance を参照してください。

カテゴリー 乳幼児 幼児 小さなお子さま
年齢 1 歳未満* 1 歳以上* 4 歳以上で身長 145 cm 未満
重量 9 kg 以下* 9 kg 超 18 kg 以下 18 kg 超
チャイルドシートの種類 後ろ向き (または前後回転式) 前向き (または前後回転式)* 前向きまたはシートベルト固定式ブースター シート****
座席位置 後ろ向き専用* 出来る限り後ろ向きで使用してください。それが出来ない場合には、前向きで使用することもできます* 前向き
推奨取り付け方法 お子さまとチャイルドシートの合計重量が 29 kg までであれば、ラッチ** (下部アンカーのみ) あるいはシートベルトだけを使用して取り付けてください。***お子さまとチャイルドシートの重さの合計が 29 kg を超えるようであれば、シートベルトだけを使用して取り付けてください。*** お子さまとチャイルドシートの重さの合計が 29 kg までであれば、ラッチ** (下部アンカーと最上部連結ロープの両方)、 あるいはシートベルトと上部連結ストラップを使用して取り付けてください。***お子さまとチャイルドシートの重さの合計が 29 kg を超えるようであれば、シートベルトと上部連結ストラップを使用して取り付けてください。*** ロア ラッチ アンカー(利用可能な場合)を使用してブースター シートを固定し、お子さまををシートベルトで固定します。ブースター シートにラッチ アンカーが装備されていない場合は、お子さまの座っている状態のブースター シートをシートベルトで固定してください。ただし、お子さまとブースター シートの合計重量が65 lb(29 kg)を超える場合は、お子さまの座っている状態のブースター シートをシートベルトだけで固定してください。

* 最近のチャイルドシートの多くは、それに装着されている 5 点式ハーネスを使って長期間後ろ向きで利用できますが、指定の身長と体重制限の範囲内であることが条件です。お子さまはできる限り、後ろ向きにお乗せください。チャイルドシートメーカーの指示書をよく読み、慎重に、指示にもれなく従ってください。

** LATCH(「Lower Anchors and Tethers for Children、チャイルドシートを自動車の座席に固定するときの国際規格」)およびISOFIXは、乗用車両にチャイルドシートを取り付ける方法に関する国際標準規格です。対応するチャイルドシートを迅速にかつ安全に固定することができるようにするものです。システムには、カナダのLUAS(「Lower Universal Anchorage System、チャイルドシートを自動車の座席に固定するときの規格」)やCanfixなど、他の地域名が入っています。「ユニバーサルチャイルドシート」またはUCSSSとも呼ばれています。

*** チャイルドシートメーカーの指示によります。

****チャイルドシートメーカーが明記しているチャイルドシートの許容最大身長または許容最大体重になるまで、ハーネスおよびテザーストラップを使用して前向きのチャイルドシートにお子さまを乗せてください。

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チャイルドシートを取り付けている場合も、シートベルト警告チャイムを鳴らさないようにするにはシートベルトをバックルに挿入する必要があります。
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警告
運転席の後ろのシートにチャイルドシートを取り付けている場合、運転席を自動で最後位置に動かすような設定で「イージーエントリー」ドライバープロフィールに記載されているように)使用しないでください。運転席を動かして後列座席との間隔が狭くなると、お子さまの足に強く当たってしまったり、チャイルドシートを押し除けてしまう場合があります。
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警告
お子さまの体重とチャイルドシートの重量を合わせて65ポンド(29.5 kg)を超える場合、チャイルドシートやシートベルト一体型のブースター シートに、LATCHアンカーを使用しないでください。
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警告
子供を車両に乗せて移動する際の方法と乗車位置を規制する法律は変更される場合があります。* Model S を運転する地域における最新の規則を把握し、それに従うことは運転者の責任です。米国各州における子供を同乗させるときの安全に関する法律については、http://www.ghsa.org/html/stateinfo/laws/childsafety_laws.htmlを参照してください。

より大きなお子さまを乗せるとき

お子さまの体格が大きくてチャイルドシート内に収まらない、しかし標準的なシートベルトで固定するには小さすぎるという場合は、年齢・体格に合った補助シートを使用してください。ブースター シートを固定する際は必ず、メーカーの取扱説明書の指示に従ってください。

チャイルドシートを取り付ける

チャイルドシートを取り付ける一般的な方法は次の2通りがあります。

  • シートベルトによる保持 - 車両に備え付けのシートベルトでチャイルドシートを固定します。
  • LATCHで取り付ける - 車両の後列座席に組み込まれたアンカーバーにチャイルドシートを取り付けることができます。

チャイルドシート製造元の取扱説明書および本文書の表を確認して、取り付け方法を判断してください。チャイルドシートによってはどちらの方法でも取り付けられます。取り付けに際しては必ずチャイルドシートメーカーの取扱説明書の指示に従ってください。

シートベルト保持式チャイルドシートを取り付ける

まず、チャイルドシートがお子さまの体重、身長、年齢に適していることを確認します。

お子さまに厚い生地の服を着せるのは避けて、お子さまとチャイルドシートの間には何も置かないでください。

お子さまに合わせて毎回ハーネスを調整します。

チャイルドシートを固定するために、すべての座席の着座位置にALR(自動ロック式巻き取り装置)が取り付けられています。シートベルトを必要以上の長さに引っ張ると、ALRが作動してベルトがロックされます。バックルが外されストラップが巻き込まれないかぎりベルトはロックされたままです。ALR機構はラチェットの働きをします。シートベルトの緩みを取り、ベルトが完全に巻き戻されるまでベルトがそれ以上延びるのを防ぎます。チャイルドシートを取り付ける際は、ストラップが完全に伸びきるまでシートベルトを引っ張ってALRを作動させてください。ALRシステムは、シートベルトが伸びきった状態の際に作動します。

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シートベルトのバックルが外されベルトが完全に巻き込まれると、ALRのエンゲージが外れます。これでベルトは通常のシートベルトとして使えるようになり、内外に自由にスライドして緊急時のみロックします。チャイルドシートを取り付ける際は、ALRのエンゲージが外れた状態でシートベルトを限界まで伸ばしてALRをエンゲージします。

チャイルドシートを取り付ける際は、必ずチャイルドシートメーカーの指示に従ってください。以下に一般的なガイドラインを示します。

  1. チャイルドシートを Model Sの中に置き、シートベルトを限界まで伸ばします。チャイルドシートの製造元の指示に従ってシートベルトを通し、バックルで固定します。
    車両のシートベルトを使用して助手席にバックル止めされるチャイルドシート。
  2. シートベルトを巻き込み、チャイルドシートを Model S の座席にしっかり押し込みながらシートベルトの緩みを完全に取り除きます。
  3. すべてのたるみが取り除かれたら、シートベルト ウェビングを強く引っ張って、オート ロックキング リトラクター (ALR) が作動することを確認します。
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    ALRは、バックルを解除し、シートベルト ウェッビングを完全に引き込んでいない限り、解除されません。解除後は、ベルトを完全に伸ばして、ロック機構を再度噛み合わせるようにする必要があります。
  4. チャイルドシート製造元の指示通りに上部テザーストラップを取り付けます(トップテザーストラップを取り付ける参照)。

ISOFIX(LATCH)対応チャイルドシートの取り付け

下側のLATCHアンカーは、2列目の窓際座席に用意されています。座席の背もたれとクッションの間にあります。各アンカーの正確な位置は、下図に示すようにチャイルドシート識別ボタンによって識別されます。このボタンは座席の背面にあり、対応アンカーの真上に位置しています。

ISOFIXアイコンおよびISOFIXラッチの位置を示す矢印。

後列の窓際座席位置にのみLATCHチャイルドシートを設置します。シート中央にはシートベルト保持式のシートだけを使用します。

2列目シート窓側座席の2つの緑色のチェックマークおよび中央座席の赤色のX印

LATCHのチャイルドシートを取り付けるには、チャイルドシートメーカーの取扱説明書をよく読み、その指示に従ってください。取り扱い説明書には、チャイルドシートを座席アンカーバーに所定の位置まで「カチッ」というまでスライドさせる方法が記載されています。チャイルドシートをシートの背もたれにしっかりと押し付け、ぴったりと収まるようにする必要があります。

ISOFIXアンカーバー上の正しいチャイルドシート位置
チャイルドシートをスライドさせて「!」マークの付いた吹き出しに合わせ、アンカーバーの方に向ける

座席の背もたれに密着して離れないようにチャイルドシートを調節します。チャイルドシートが座席にぴったりと固定されていることを確認してください。

手でシートベルトを引っ張りながら、チャイルドシートを座席に取り付ける

お子さまを座らせる前に、チャイルドシートの取り付けに緩みがないことを必ず確認してください。片手でチャイルドシートの前面を掴んで、次を行ってください。

  • チャイルドシートを横方向に揺らします。
  • チャイルドシートを前後方向に揺らします。

チャイルドシートが座席から動いて離れるようだと、両方のラッチがシートのアンカーバーにしっかりと取り付けられていません。再度付け直してください。チャイルドシートのあるラッチの両方が完全に取り付けられていることを必ず確認してください。

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お子さまの体重とチャイルドシートの重量を合わせて65ポンド(29.5 kg)を超える場合、チャイルドシートやシートベルト一体型のブースター シートに、LATCHのアンカーを使用しないでください。

トップテザーストラップを取り付ける

トップテザーストラップがある場合は、そのフックを後部座席の背にあるアンカーポイントに取り付けます。

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アンカーの位置はすぐに目の付くところにないため、シート布地の切れ目を探してください。
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チャイルド シートの製造元の説明書に従い、トップテザーストラップを締め付けてください。
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シートベルト保持式シートは必ず中央席に取り付けてください。

デュアルストラップ テザーでは、ヘッドサポートの両脇にストラップを通します。

ヘッド サポート3個の両側にあるストラップを、矢印がシート背面のアンカー ポイントに向くように配置する
シングルストラップテザーは常にヘッドサポートの上を通すようにしてください。
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シングル ストラップ テザーが横方向に動くのを防ぐため、ヘッドサポートの上部が変形します。
ストラップがヘッド サポートの上を通っている3個のヘッド サポート(シート背面のアンカー ポイントに向けられた矢印を含む)

チャイルドシートをテストする

チャイルドシートにお子さまを座らせる前に、チャイルドシートの取り付けに緩みがないことを必ず確認してください。

  1. ベルトごとチャイルドシートをつかみ、前後左右にスライドさせてください。
  2. シートが one inch (2.5 cm) 以上動く場合は、取り付けが不十分です。ベルトの長さを調節するか、あるいはLATCH チャイルドシートの場合は取り付けをやり直します。
  3. 緩みが残る場合は、取り付け位置を変えるか、または別のチャイルドシートに替えてください。

チャイルドシート警告

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警告
非常に高い危険たとえチャイルドシートを使用するかどうかにかかわらず、お子さまを助手席には乗車させないでください。このシートの前方にはエアバッグがあります。乗員の体重が軽いことを Model S が感知してエアバッグを無効にするとしても、お子さまの保護をテクノロジーに任せきりにするのは賢明ではありません。
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チャイルドシートシステムは、膝ベルト、あるいは3 点式シートベルトの腰部分で車両のシートに固定するように作られています。チャイルドシートが適切に車両に固定されていないと、衝突時にお子さまが危険になります。
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衝突事故に関する統計によると、前席よりも後席で正しくシートベルトをしている方がより安全です。
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お子さまが体重 20 lbs (9 kg) 以下で自分一人では座れない場合は、前向きチャイルドシートの使用は避けてください。2歳以下のお子さまは背骨と首の発達が十分でなく、正面からの衝撃による負傷を避けることができません。
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小さいお子さまを大人の膝上に乗せるのは避けてください。常にお子さまに合ったチャイルドシートで保護する必要があります。
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お子さまの安全な着座を確実にするため、本書およびチャイルドシートの取扱説明書に記載されている全ての指示に従ってください。
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お子さまはできるだけ長い間、5点式統合ハーネス使用の後ろ向きチャイルドシートに着座させる必要があります。
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チャイルドシートまたは補助シートの取り付けに使用されているシートベルトに対して、シートベルトエキステンダーは使用しないでください。
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より大きいお子さまを着座させる場合は、頭部が支持され、シートベルトが適切に調整され、しっかり着用されていることを確認してください。肩ベルトは顔および首から離れている必要があります。また、腰ベルトが腹部にかからないようにする必要があります。
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2つのチャイルドシートを1つのアンカーポイントに取り付けることは絶対に避けてください。万一衝突事故が発生した場合、1つのアンカーポイントでは2つのシートを支えきれない可能性があります。
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チャイルドシート固定アンカーは、チャイルドシートが正しく取り付けられた状態で受ける荷重にのみ耐えられるように設計されています。大人用のシートベルトやハーネスとして使用したり、他の物や機器を固定するためには使用しないでください。
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ハーネスやテザーストラップが損傷したり摩耗したりしていないか、必ず点検してください。
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お子さまがチャイルドシート内にしっかり固定されている場合でも、お子さまのそばから離れないようにしてください。
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衝突事故の際に使用していたチャイルドシートは絶対に再使用しないでください。チャイルドシートの検査や取り替えはチャイルドシートの取扱説明書に従って実施してください。