高電圧バッテリーに関する情報
高電圧バッテリーについて
Model Y は世界最高クラスの高性能バッテリーを搭載しています。高電圧バッテリーを長持ちさせるために最も重要なのは、車両を使用していない間も充電プラグを差し込んだままにしておくことです。特に数週間以上 Model Y を運転する予定がない場合、これは重要です。
バッテリーのレベルが低下するまで充電を待つ必要はありません。実際、バッテリーは定期的に充電されていると最高の性能を発揮します。
スーパーチャージャーによる充電など、多数の急速 DC 充電セッションの後で、バッテリーのピーク充電速度がわずかに低下することがあります。航続距離とバッテリーの安全性を最大限に引き出すため、バッテリーが冷たすぎたり、バッテリーがフル充電に近くなっていたり、バッテリーの状態が使用状況や経過日数によって変化している場合は、バッテリー充電速度が低下します。バッテリーの物理特性によってこのようなバッテリーの状態変化が進むと、スーパーチャージングの総所要時間は、時間の経過とともに数分単位で延びる可能性があります。スーパーチャージャーに向かって走行中に、トリップ プランナー(販売地域で使用可能な場合)を使用してバッテリーを温めておくと、充電時間を最短にすることができます。詳細情報については、トリップ プランナーを参照してください。
バッテリーの保護
バッテリーを完全放電させないでください。Model Y を運転していない間も、バッテリーは車載電子回路に電源を供給するために非常にゆっくり放電しています。放電率は環境要因(寒い天候など)、車両構造、タッチスクリーン上の選択した設定により異なりますが、1日におおよそ1%の割合でバッテリーが放電します。Model Y が充電されない状態が長期間続くような場合もあります (たとえば、空港の駐車場に車を置いて旅行に出かけるなど)。バッテリーを十分な充電レベルに保つために、前述の 1% について留意してください。たとえば、2 週間 (14 日) 充電しないと、バッテリーはおよそ 14% 放電します。
バッテリーを 0% まで放電すると車両のコンポーネントを損傷する恐れがあります。完全放電からバッテリーを保護するために、充電レベルが 0% 近くまで低下すると、Model Y は低消費電力モードに入ります。このモードで、バッテリーは車載電子回路および低電圧バッテリーへの電源供給を停止します。低消費電力モードを有効にしたら、ジャンプスタートや低電圧バッテリーの交換などを避けるために、すぐにModel Yを差し込んでください。
温度限界
常に良好な性能を長期間維持するため、Model Y を 60° C 超または -30° C未満の環境に 24 時間以上連続して置かないでください。
省エネ機能
Model Y には省エネ機能があり、Model Y を使用していないときの消費エネルギーを減らすことができます。世代の新しい車両では、この機能は自動化され最適なレベルの省エネモードが提供されています。一方、世代の古い車両では、 の順にタッチして消費電力をコントロールすることができます。航続距離を最大限に伸ばし、電力を節減する方法について詳しくは、航続距離を最大限に伸ばすをご参照ください。
リン酸鉄リチウム イオン バッテリー
一部の車両には、リン酸鉄リチウム イオン(LFP)バッテリーが搭載されています。車両にLFPバッテリーが装備されているかどうかを確認するには、
の順に進みます。車両にLFPバッテリーが装備されている場合、「高電圧バッテリー タイプ: リン酸鉄リチウム イオン バッテリー」と記載されます。車両にLFPバッテリーが装備されていない場合はバッテリー タイプは記載されません。LFPバッテリー搭載車両の場合、通常走行であっても充電制限を100%に維持し、少なくとも週1回はフル充電して100%にしておくことを、Teslaでは推奨しています。Model Yを1週間以上に渡って駐車したままにした場合、通常走行でドライブし、できるだけ早く100%まで充電することをTeslaでは推奨しています。
これに加え、可能な場合はセントリーモードを無効にして駐車することによりModel Yを定期的に「スリープ」させるようにしてください。セントリーモードが必要ない場所で自動的に起動しないように、「自宅を除く」、「勤務先を除く」、「お気に入りを除く」の各設定の仕様を考慮してください(セントリーモードの使い方(カメラ + アプリ)参照)。
上記のガイダンスに従うと、航続距離を最大限に伸ばし、充電状態と推定航続距離を判断する車両の能力を向上させることにつながります。